知らなかった宗教の話

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世界人口の半分は三大宗教

宗教の始まりは原始時代

宗教の始まりは5万年前に遡ります。
ネアンデルタール人の遺跡には死者が埋葬されていました。
原始宗教と呼ばれていますが、人はどこから来るのか、人はどこへ行くのか、という発想が起源とされています。
哲学的な思想は人間特有ですが、原始人のころにはその思想がありました。
発生当初の宗教は呪術的な性格をしていました。
そして個人の考えから群れや民族、国家と組織的な大きさとなり、思想などが複雑化して国家神としてまとめられていきました。
その発展のうちエジプトなどに見られる神々の階層化と宇宙論との関係を合わせたのが古代文明とされています。
メソポタミア文明も宗教の実は、階位化神話の高度化であったため古代宗教と言われています。

世界最古と言われる宗教

現存する宗教で最も古いのはゾロアスター教と言われております。
イランやパキスタン、インドで現在も信仰されています。
起源は古く、紀元前6世紀のペルシア人の殆どが信仰する宗教でした。
善と悪の二元論が教義で、善の勝利が確定されている宗教です。
ゾロアスター教の埋葬は鳥葬や風葬で、遺体を棺桶などに入れずに野原などに放置し、風化や鳥に食べさせるなど自然に任せるというものです。
そのための施設もあり、沈黙の塔ダフマと呼ばれ屋根が無く死者を置く石版があり、鳥などがついばめるような構造になっています。
礼拝所は火の寺院と呼ばれ、信者以外立ち入り禁止です。
クスティという祈りの儀式を行い礼拝所に入り、聖なる火に対して礼拝を捧げます。


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